ねこやま考古

まだ残っているものがあるかもしれない

つれづれ

Maker Faire Kyoto 2019を覗いてみた

画像に含まれている可能性があるもの:屋外

この連休中、どうしても行ってみたいところがありました。

けいはんな学研都市での Maker Faire Kyoto 2019 。

技術を使って面白いことしている人達がどれだけ突き抜けているかを楽しく紹介するイベント。あのMake:からいつも刺激を受けているものとしては、いかざるを得ない訳です。

実は、今、色々させていただいている文化財方法論研究会とも、古くからの関連がある、と勝手に思っているのでした。

そもそも、文化財方法論研究会は、今もコンセプトは変わらず、自分達でも工夫できる技術で文化財の保護や研究をどうにかこうにかしよう、という集まりとしてはじまりました。まあ、数年でも続けばいいよね、という。で、その時にあった廉価型のレーザースキャナー(NextEngine)で色々やったものを紹介する本を出そう、ということであーでもない、こーでもない、とやって、無茶な企画を苦笑しつつ協力いただいた岩田書院さんの御理解もあって、出版までたどり着いたのでした。

文化財のための三次元計測

勢いで、気軽に投稿出来て、誰もが使えるような方法を成功・失敗・苦闘問わず、出していける雑誌も出しちゃえ、ということで、『文化財の壺』もできたわけです。

文化財の壺

さて、これらのお披露目をどこでやるのか、できればふさわしいところがいいよねえ、ということで、考古学協会とどこかで出すか、という話になったのですが…。

みつけちゃったのよ、面白そうなイベント。

それが、今のMaker Faireの前身、Make: Tokyo Meeting06 2010(東工大大岡山キャンパス)でした。早速、連絡すると、机を開けますよ~!ということで、三井さんと喜び勇んで出陣したのでした。

そう、文化財方法論研究会はMaker Faireに参加させていただいたことがありました。勿論、文化財が対象ですから、その関係者の皆様に対して、ということもありましたが、世の中の色々な技術を持っている方と、是非交流して、世界を広げたい、ということもあり、また現実的な試行錯誤をされている方々の活動を感じたい、ということで、ふさわしいのでは、と思ったのでした。

記憶だと、ちょっとしか売れなかったのと、近所の全然関係ない(魚の標本)のところで話し込んで終わっちゃったのですが、草創期の勢いもあって、いやあ、楽しかった。

ということで、関西初開催の今回は、是非参加しなくては、ということなのでした。

自転車のギア&チェーン掃除機器とか
大盛り上がりの素晴らしい立体映像とか。

この立体映像、テントの中が大盛り上がりだったので、なんだろうと並んで見てみたのですが、凄い。何が凄いかって出展者の方もおっしゃっていた通り口では説明できないけど。とにかく凄い。お金ないからそんなことできないんです、とか、コンピューターないからとか、そんなもの超越して凄い。環境厳しいから、とか言っていた自分を正座させて説教するくらい凄い。何でもコンピューター画像でやらないと訴求力のある展示コンテンツはなあ、とか思っている浅はかさを反省。

皆さん、楽しそうでかつよく考えられているし楽しいな、ということで。

次回、あるいはその次位を目標に、出展者側で出たいなあ、とそう思うわけでした。

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