ねこやま考古

まだ残っているものがあるかもしれない

試行錯誤

破片と坏皿とSfM-MVSで格闘中

SfM-MVSで難しいもの、と言えば、やはり平べったいものでしょうか。今の所最難関だったのは某有名寺院出土の鉄板だったりします。

もっとも、時間をかければ当然できるわけですが、そういう中で困るのは土器片と坏皿、あるいは剝片とかそれで作った石器や鏡とか鉄器類もですが、あんまり関わりたくないからめんど、機会が少ないので、ははは。

そう言う奴はレーザースキャナー使ってガンガンやればいいじゃない、という話もよく言われるのでありますが、それはそれ。利用できる場合はドンドンやっていただくとして、でも、それだけじゃ誰もが使えるわけじゃないし、一番多いし、それだからこそやりたいわけです。

ぼちぼち、実際に研究のためにデータを作っていきたいものとしては、目標としては自分の手作業による実測と同じくらいの労力でやりたい訳です。

ということで、夏休みの工作とか色々企んだのですが、相変わらずの雑用と能力不足で、ちょっとずつしか進まない…。高速化するためのいくつかの方法を試して、良かったものを組み合わせていきたいと思っているのですが、まだ個別要素のチェックまでしかできていません。とはいえ、まあ、少しは実用的になってきたかなとも。

まずは定番、縄文土器の破片。テクスチャとソリッド。縄文が細かいので、そこまで迫るのに、もう少し細かくやった方が良さそうですが。

坏G。回転ヘラおこしの跡がよくわかります。

まあ、Gだと、見込みが気になるところだけど、こいつは特徴的な静止ナデが無かった…。

ひとまずいずれも画像の撮影は10分かからないので、後は処理次第で大分高速化できるかと思います。もう一息だな。

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