最近寒いですねえ。冬だからそりゃそうなんですが。
廉価型GNSSのお手並み拝見!ということで、勇気を振り絞って行って参りました。いや、寒いのなんの。
今回使ってみるのは、C94-M8P。
UBLOXのシリーズは、数字でバージョンがわかる訳ですが、これはM8シリーズ。M8シリーズは高精度計測を目的としたシリーズとのこと。Pは、内部のコンピューターでRTK処理をしてデータを出力してくれる優れモノなのであります。
もう一つ、M8Tの方は、小型で内部では処理をしないタイプ。代わりに、接続するコンピューターで解析をします。
ハードメーカーも素晴らしいのですが、ソフトは、東京海洋大学の高須先生の開発されたRTKLIBの公開が大きいです。高性能なオープンソースソフトウェア。ありがとうございます。
演算をコンピューターにお任せの分、M8Tがいい、という噂もありますが、ここでは便利さもあってPを選択しました。Tは加えて、安いので、とっても魅力で、買ったんですが、暇がですね(言い訳)。
という訳で、実験開始。既設の基準点に基地局をおいて、移動局を。
準備完了して、徐々に精度が狭まっていくのを確認します。5m、2m、1.5m、1m…0.3、0.2…。
寒い、まだかいな。
震えながら待つものの、1時間半くらいかけてFloat解0.07m、要は7㎝まで下がったところで初日終了。うーん。やはり時間食うか。
と思っていたら、研究室帰ってみたら設定が…。
翌日、設定を確認して再トライ。おすすめのGPS+Beidouでまずは今度はどんどん精度が落ちていき、FIX解0.01m!
いける!今日は行ける!!
探査機器との連携を想定しつつ、ジグザグに歩いてみる。メジャー引くの面倒なんで、直線的に色が違う部分に沿って歩いてみた。
心配していたトラブルもなく、きちんと経路が重複せずに出来ている!
という訳で、今度は成功、と思ったのですが。
機械に繋いだら、動かねえ。
今まで、こいつだけは必ず繋がる、という奴でやっているのに、無理。
NMEAの出力がGNGGAから変更できない。GPGGAがいいんだけど…。
ものの本じゃなくてネットによると、GPはGPS単独、GNはその他と複合の場合に出力されるらしい。
えー、切らないと駄目なの…。今まで、そんな豪華な衛星使ったことねえからなあ…。
しぶしぶ、切ってスタート。
…繋がらん。寒風が身に染みる…。
うーん、とちょっと癖のある方の機械に繋いでみる。こっちは、素直に動かないからねえ、いつも。
動く!
何故だ!!!
ようわからん状態のまま、日没終了。寒い。
そういえば、精度の確認を既知点2点でするっていう根本的なところを忘れていました。課題。